新型コロナウイルス感染拡大防止と政府方針を受け、臨時休館していた映画館が再開し始めている。NetflixやAmazon Prime Videoなど低料金で見放題の動画配信サービスは便利だけど、テレビやタブレット端末、スマホのような小さい画面で大作を鑑賞するのはもったいない。通常料金から数百円引きとなるお得な“映画の日”を活用して、仕事のあれこれ、恋人や友人からの連絡、SNSから解放される時間を作ってみては?
今回おすすめする映画は『はちどり』。世界各国の映画祭で45を超える賞を受賞した、キム・ボラ監督による初長編作品。監督自身の少女時代の体験がベースになっており、韓国のインディーズ映画としては異例の大ヒットを記録した。
舞台は1994 年のソウル。家族と集合団地で暮らす14歳のウニは、学校に馴染めず、 別の学校に通う親友と遊んだり、男子学生や後輩女子とデートをしたりして過ごしていた。 両親は小さな店を必死に切り盛りし、 子供達の心の動きと向き合う余裕がない。ウニは、自分に無関心な大人に囲まれ、孤独な思いを抱えていた。ある日、通っていた漢文塾に女性教師のヨンジがやってくる。ウニは、 自分の話に耳を傾けてくれるヨンジに次第に心を開いていく。ヨンジは、 ウニにとって初めて自分の人生を気にかけてくれる大人だった。 ある朝、ソンス大橋崩落の知らせが入る。それは、いつも姉が乗るバスが橋を通過する時間帯だった。 ほどなくして、ウニのもとにヨンジから一通の手紙と小包が届く。(公式サイトより)
マスクを着用の上、映画館に寄り道してみるのはいかが?
『はちどり』公式サイトはこちら
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