レディースデーなに観る?『アンナ・カリーナ 君はおぼえているかい』

 新型コロナウイルス感染拡大防止と政府方針を受け、臨時休館していた映画館が再開し始めている。NetflixやAmazon Prime Videoなど低料金で見放題の動画配信サービスは便利だけど、テレビやタブレット端末、スマホのような小さい画面で大作を鑑賞するのはもったいない。通常料金から数百円引きとなるお得な“レディースデー”を活用して、仕事のあれこれ、恋人や友人からの連絡、SNSから解放される時間を作ってみては?

 今回おすすめする映画は『アンナ・カリーナ 君はおぼえているかい』。挿入されている映画の権利関係上、本来日本では公開できない作品だったが、今回はプロデューサーの各方面への尽力により、今年限りの許諾を得た特別公開ドキュメンタリー映画。

 シャネルが名付け、ゴダールが崇め、ゲンズブールが囁いた、革命のミューズとしてヌーヴェル・ヴァーグのアイコンとなった女優、アンナ・カリーナ。そんな彼女は、ジャン=リュック・ゴダール90歳を祝福すべき2020年を目前にして、2019年12月14日にパリで逝去してしまった。本作は、アンナの伝説的な人生と映画を、パートナーであるデニス・ベリー監督が万感の思いを込めて作り上げたアンナへのラブレターとなっている。

 マスクを着用の上、映画館に寄り道してみるのはいかが?

『アンナ・カリーナ 君はおぼえているかい』公式サイトはこちら

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